
はじめに|なぜ、この話を書くのか
ヨガや中医学のことを発信していると、
「どうしてこの活動をしているんですか?」
と聞かれることがあります。
技術や知識の前に、
今日は 私自身の話 を少しだけさせてください。
なぜ
「治すより先に、整える」
という考え方にたどり着いたのか。
このブログでは、
その背景にある私自身のストーリーを綴っています。
20代の私|がんばることが当たり前だった日々
20代の頃、
私は都内の有名美容室で美容師として働いていました。
「一人前になるまでは地元に帰らない」
そう決めて、がむしゃらに仕事をしていた時期です。
見習い中は営業時間外ににカットモデルさんやウィッグで練習。始発で出勤して終電で帰る日々。
サロンワーク以外にも雑誌やテレビの撮影で早朝や夜間の仕事も多々。
週一回の休みの日もモデル探しに渋谷でハントをしていました。
食事の時間も、睡眠もバラバラ。生活習慣は乱れていました。
若さと気力だけで、
毎日を乗り切っていたと思います。
不調はあった。でも、見て見ぬふりをしていた
24歳頃から、
少しずつ体に変化が出てきました。
- 下半身のむくみ、冷え
- 生理痛の悪化
- 眠っても疲れが取れない
- 甘いものがやめられない
- 肌の乾燥
でも当時の私は、こう思っていました。
「忙しいから仕方ない」
「みんなこんなもの」
「病院に行くほどじゃないし」
不調があっても、時間もお金もなく
見て見ぬふりをすることが当たり前 になっていました。
頑張っていることが、当たり前で休み方がわからなかった
性格はストイックで、負けず嫌い。
技術を磨くこと、
お客様に喜んでもらうことに全力でした。
今思えば、
自分にも、人にも厳しかったと思います。
大人数の集まりや上下関係は苦手。
でも弱い自分は見せたくなかった。
甘えるのが下手で全部自分でやってしまいパンクしていました。
仕事は好き。
でも、どこか満たされない。
そんな感覚を抱えながら、
毎日を走り続けていました。
人生が一度止まった瞬間|祖母の死
スタイリストとして一人前になって3年目、
大好きな祖母の癌が見つかりました。
そのとき、
ふと心に浮かんだのは、
「このまま東京で生涯暮らすのは、違うかもしれない」
という感覚でした。
長年の夢だった 世界一周 を決め、
仕事も、人間関係も、肩書きも、すべて手放しました。
一度京都に戻り、
祖母との時間を過ごし、見送りました。
世界一周で知った「私に合う生き方」

世界一周では、
壮大な自然、建築、伝統工芸に触れました。
計画通りよりも、
「心が動く方」「ワクワクする方」へ進む旅。
その中で気づいたのは、
安定よりも、自由度。
人間関係は少数でいい。
フリーランスという働き方が、
私には合っているということ。
インドで出会ったヨガ|価値観がひっくり返った

旅の途中、
インドでヨガに出会いました。
日本で体験したヨガは
「体を柔らかくするもの」という印象。
でもインドでのヨガは違いました。
自然の匂い、風を感じながら行うヨガ。
体はバキバキで、ポーズはきつい。
それでも、不思議と気持ちよかった。
1ヶ月、アシュラムに住み込みで過ごし、
- 朝日が昇る前のヨガ
- アーユルヴェーダの食事
- お祈り
- ヨガ哲学
- ダルマトーク
- キールタン
- 瞑想
今まで経験したことのない世界に触れました。ヨガのイメージが変わりました。
中医学との出会い|点が線につながった瞬間
帰国後もヨガを学び続ける中で、
陰ヨガと経絡 に出会います。
そこから中医学を学び始めました。
陰陽五行、体質、生まれ持った性質。
私は 金行。
白黒はっきりつけたい。
真面目で、忍耐強く、
誰かのために頑張りすぎる。
…思い当たることばかりでした。
アトピー、冷え、生理痛、慢性的な肩こり。
「それ、体質的に出やすいよ」
そう言われたとき、
長年の不調が一気につながった感覚がありました。
不調は「ダメな自分」じゃなかった
中医学を学んで一番変わったのは、
自分を責めなくなったこと です。
嫌いだった自分の性格も、
不調も、
それは「欠点」ではなく、
体からのサインだった。
中医学では、人の体や心は
陰と陽、そして五行のバランスで
成り立っていると考えます。
性格や体質、
これまで感じてきた不調が
「点」ではなく
一本の線でつながったとき、
不調は、
ダメな自分の証拠ではなく、
体が出してくれていたサインだったんだ
と思えるようになりました。
治すより先に、整えるという生き方
体は、ずっと何かを伝えていたのかもしれない
20代の頃から感じていた違和感を
「病院に行くほどじゃないから」
と後回しにしてきた結果、
30代に入ってから
子宮筋腫が見つかりました。
また、授かることはできたものの、
2回、12週までに流産を経験しました。
医学的には
「母体の問題ではなく、受精卵の問題」
と説明を受けました。
それでも今振り返ると、
体はずっと、
何かを伝え続けてくれていたのかもしれない。
そんなふうに思うようになりました。
不調は、ある日突然起こるものではなく、
日々の小さなズレの積み重ね。
中医学を学び、
自分の体質や生き方を振り返ったとき、
「もっと早く、
体の声を聞いてあげたかった」
そう感じた経験でもあります。
病院に行くほどじゃない違和感。
つい後回しにしてしまう体のサイン。
でも、その小さなズレに気づいて、
その都度、調律していくこと。
治すより先に、整える。
頑張る前に、
今の自分の状態を確認する。
それが、
一番やさしくて、
一番遠回りしない整え方だと、
私は思うようになりました。
このブログを読んでくれたあなたへ
もし今、
- なんとなく疲れやすい
- 不調があるけど放っている
- 頑張るのが当たり前になっている
そんな状態なら。
一度、立ち止まって
今の自分の状態を確認する時間 を
持ってみてください。
体の声は、
いつもあなたの味方です。
このブログが、
あなたが自分の体と向き合う
小さなきっかけになったら嬉しいです。
これからは、
ヨガや中医学、養生の視点から
「治すより先に、整える」ためのヒントを
発信していきます。
よかったら、また読みに来てくださいね。







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