月に一度開催:文化遺産ヨガ

夏の終わりに寂しくなるのはなぜ?秋にセンチメンタルになる心を中医学で紐解く

ここ3日くらい、急に風が変わりました。

日中も冷房をつけなくてよくなって、窓を開けているだけでちょうどいい。

「あぁ〜、やっとあの暑さから解放される!」

……はずなのに。

夕焼けを眺めていると、なんでしょう。

ちょっと寂しい。

あんなに毎日、

「暑すぎるって……」

と思っていたのに。

夏が終わりそうになると、あ〜終わるんだなって急に惜しくなる。

毎年この時期になると感じる、あのなんとも言えないセンチメンタルな感じ。

実は中医学を学んでいると、

こういう**「理由はないけど、なんとなく」**という心の変化も、

季節と切り離さずに考えるんです。

今日は身体の乾燥や食べ物の話ではなく、

秋になると揺らぎやすい「心」の養生について書いてみようと思います。

目次

夏の終わりって、なんで寂しいんだろう?

夏って、なんだか外向きの季節です。

日が長くて、人に会ったり、出かけたり。

子どもがいると、水遊びにお祭りに夏休みに……と、

こちらの体力なんてお構いなしにイベントも増えます。笑

自然界を見ても、草木がぐんぐん伸びて、蝉が鳴いて、生命力が外へ外へと広がっていく。

それが秋になると、少しずつ静かになっていきます。

日が短くなる。

蝉の声が聞こえなくなる。

夕方の風が冷たくなる。

スーパーに並ぶものまで少しずつ変わっていく。

毎日暮らしていると気づかないくらいの小さな変化なのに、

私たちの身体や心は案外ちゃんと感じ取っているのかもしれません。

だから私は、夏の終わりに少し寂しくなるのも、

「私の気持ちが落ちている」のではなく、

季節が次へ進んでいるのを感じている時間なのかもなぁ。

と思うようになりました。

中医学では、秋の感情は「悲」

中医学には、季節と身体、そして感情までつなげて見る考え方があります。

春は「怒」
夏は「喜」
秋は「悲」
冬は「恐」。

秋と結びつけて考えられている感情が、「悲」です。

これを最初に勉強したとき、

「秋=悲しいって、なんか暗いな」

と思ったんです。笑

でも、今は少し違う捉え方をしています。

「悲」は、悪い感情ではない。

大切だったものとの別れだったり、

終わっていくものを惜しんだり。

ちゃんと悲しむからこそ、

手放して、次へ進めることもあります。

考えてみれば秋そのものが、そんな季節です。

春に芽吹いて、夏に大きく広がった植物が、秋になると葉を落としていく。

そしてその落ち葉は冬の寒さを凌ぐ布団のようになり養分となって

次の季節へ繋がります。

花はずっと咲き続けようとはしません。

必要のなくなったものを手放して、次の季節へ向かう。

そう考えると「悲」という感情も、少し違って見えてきませんか?

秋になったのに、夏と同じテンションでいなくていい

9月って、ちょっと不思議です。

カレンダーは秋。

でも昼間は暑い。

身体は夏の疲れが残っているのに、仕事も家事もいつも通り。

そのうえ私たちは、気持ちまでいつも一定でいようとしがちです。

「最近なんかやる気出ないな」

「前よりちょっと疲れやすい」

「なんとなく気分が乗らない」

そんなとき、

「よし!もっと運動しよう!」
「ちゃんとしなきゃ!」

と、さらに自分を奮い立たせなくてもいいのかもしれません。

自然界だって、夏と秋では過ごし方を変えているんだから。

人間だけ365日、同じコンディションでいられる方が不思議です。

秋になったら、少し静かな時間を増やしてみる。

予定を詰め込みすぎない。

早く眠る。

ぼーっとお茶を飲む。

「今の私、どんな感じ?」と自分に聞いてみる。

そんなことも立派な季節の養生だと私は思っています。

秋の夜、5分だけ自分と話してみる

そこで、この季節におすすめしたいのがジャーナリングです。

ジャーナリングと聞くと、

「何を書けばいいの?」

となるかもしれませんが、難しいことは何もありません。

きれいな文章にしなくていい。

前向きな答えじゃなくてもいい。

誰にも見せなくていい。

例えば、こんなことを書いてみます。

この夏、楽しかったことは?

この夏、私が頑張ったことは?

今、もう手放してもいいかなと思うものは?

この秋、どんな時間を大切にしたい?

書いているうちに、

「あ、私こんなこと考えてたんだ」

と、自分でも気づいていなかった気持ちが出てくることがあります。

答えを出すためというより、

自分の声を聞く時間。

私は、そんなふうに使うのがおすすめです。

「秋のジャーナリングシート」を置いておきます

実は去年、秋の季節の養生講座を作ったときに、ジャーナリングシートも作りました。

せっかくなので、この記事を読んでくださった方にも使っていただけるように置いておきます。

\ 秋のジャーナリングシート /

印刷して書いてもいいし、

質問だけ見ながらお気に入りのノートに書いても大丈夫です。

全部埋めなくても大丈夫。

気になる問いをひとつ選ぶだけでも十分です。

涼しくなった夜に温かい飲み物でも淹れて、

5分だけ自分のために使ってみてください。

ヨガも「自分の声を聞く時間」なのかもしれない

これを書いていて思ったのですが、

ジャーナリングとヨガって、案外似ています。

ジャーナリングでは、

「今、私は何を感じてる?」

と心に聞いてみる。

ヨガでは、

「今、身体はどう感じてる?」

と身体に聞いてみる。

ポーズができたか。

身体が柔らかくなったか。

もちろん、それもヨガの楽しさのひとつです。

でも私は最近、それ以上に、

「今日はここが気持ちいいな」

「今日はいつもより呼吸が浅いな」

「今日はなんか力が抜けないな」

そんな小さな変化に気づけることも、

ヨガをする意味なんじゃないかなと思っています。

だから秋のヨガも、

頑張って整えるというより、自分を観察する時間。

たくさん動いてスッキリする日があってもいいし、

呼吸をしながらゆっくり身体を動かす日があってもいい。

季節が変わるように、私たちの身体も毎日同じではありません。

夏が終わるのを、もう少し味わってみよう

暑い暑いと言っていた夏も、もうすぐ終わります。

窓を開けて過ごせるようになったこと。

夕方の風が少し冷たくなったこと。

日が暮れるのが少し早くなったこと。

そんな小さな変化を感じると、なんとなく寂しくなる日もある。

でも、すぐに元気になろうとしなくてもいい。

「あぁ、夏が終わるんだなぁ」

と、少しセンチメンタルになりながら夏を見送る。

それも秋の始まりの過ごし方なのかもしれません。

今年の秋は、

「何をしよう?」

だけじゃなく、

「私は、どんなふうに過ごしたい?」

と一度自分に聞いてみてください。

身体にも、心にも。

その答えを聞く時間を、少しだけ作ってあげてくださいね🌿

ヨガでも、自分の心と身体に気づく時間を。
滋賀県大津市で、最大4名の少人数ヨガを行っています。
身体が硬い方やヨガ初心者の方も、その日の身体に合わせてゆっくり進めています🌿

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