ヨガの最初に「楽なあぐらで座りましょう」と言われて、
膝だけ元気よく浮いている。
「楽って、どこですか?」となること、ありませんか。
まずお伝えしたいのは、膝を床につける必要はないということ。
あぐらの見た目より、痛みなく座れて、呼吸しやすいことを大切にしましょう。
あぐらで膝が浮くのは、なぜ?
あぐらでは、股関節を曲げ、脚を外へ開く動きが重なります。
動かしやすい範囲は人それぞれ。
床に座ると骨盤が後ろへ倒れやすい人は、
背中も丸くなり、余計に落ち着かないことがあります。
だから「身体が硬いからダメ」と一言で片づけなくて大丈夫。
脚の組み方や床との距離を変えるだけで、座り心地は変わります。
左右の膝の高さが違っても、それだけで異常とはいえません。
今日試せる、あぐらの座り方3つ
目標は「膝を下げる」ではなく「呼吸しやすい場所を見つける」。
ひとつ変えるたびに、膝と腰の感じを確かめてください。

1. お尻の下に、たたんだ毛布を敷く
床に直接座ると背中が丸まりやすいなら、お尻の下に毛布を一枚。
高さは「背筋を頑張って伸ばさなくても座れる」くらいで十分です。
高くしすぎて不安定なら、少し低くします。
2. 足を身体へ引き寄せすぎない
足をぎゅっと近づけると、膝や股関節が窮屈になることも。
すねを軽く交差させ、足を少し前へ出してみてください。
左右どちらの脚が手前だと楽かも、こっそり比べてみましょう。
3. 浮いている膝の下を支える
膝が宙ぶらりんで力が入るなら、膝や太ももの下にたたんだ毛布を置きます。左右同じ高さにする必要はありません。支えに脚を預けて、肩の力が抜けるかを見てください。
膝が痛むなら、あぐらはやめていい
ここが大事です。膝に痛みが出たら、手で押して下げない。
脚をほどいて、膝を伸ばすか、椅子に座ってください。
椅子で呼吸しても、ヨガの時間はちゃんと続きます。
ヨガは我慢大会ではありません。痛みや腫れが続く、
日常でも膝がつらい場合は、整形外科などの医療機関へ相談してください。
膝の症状については日本整形外科学会の案内も参考になります。

「できない」ではなく、今の身体に合う形へ
同じあぐらでも、気持ちよく座れる人、毛布がほしい人、椅子のほうが落ち着く人がいます。
誰かの形をコピーするより、今の自分に合わせて選ぶほうが、呼吸に目を向けやすくなります。
身体が硬くてヨガをためらっている方には、こちらの記事もどうぞ。

stiria yogaでは、少人数で一人ひとりの座りやすさも見ながら進めています。
あぐらが苦手でも、そのまま来てくださいね。
よくある質問
片方の膝だけ浮きます。左右をそろえるべき?
見た目をそろえるために押し下げる必要はありません。脚の前後を入れ替えたり、浮く側を毛布で支えたりして、痛みのない形を探してください。
椅子に座ってもヨガになりますか?
はい。呼吸や身体の感覚に目を向ける時間は、床座りだけのものではありません。足裏を床につけて、座りやすい高さの椅子を選んでください。
あぐらの練習を続ければ膝は床につきますか?
必ずそうなるとはいえません。身体のつくりやその日の状態にも個人差があります。膝を床につけることより、無理なく座れることを目安にしましょう。
