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ちゃんと寝ているのに疲れが取れない。夏のはじまりに体が出すサインとは?【中医学の養生】

「最近、ちゃんと寝ているのに疲れが抜けない。」

そんなことはありませんか?

朝起きても体が重い。
むくみやすい。
なんとなく頭がぼんやりする。
甘いものや冷たいものばかり食べたくなる。

「暑いからかな。」「年齢かな。」って済ませてしまうことありませんか?

実は私もここ数日、

朝起きてもなんとなく体が重くて、

娘を保育園へ送るだけでも「あれ、今日しんどいな。」と思う日がありました。

しっかり寝ているのに疲れが抜けない。

そんなとき、中医学では少し違う見方をします。

目次

こんな症状はありませんか?

  • 朝起きても疲れが残る
  • むくみやすい
  • 体が重だるい
  • 甘いものや冷たいものが欲しくなる
  • 食欲がない
  • お腹の調子が不安定
  • やる気が出ない

もし当てはまるものがあれば、それは「年齢」や「気合い不足」ではないかもしれません。


中医学では「湿(しつ)」の影響を受けやすい季節

中医学では、梅雨から夏にかけては「湿(しつ)」という邪気の影響を受けやすいと考えます。

湿気は外の空気だけではなく、体の中にも溜まりやすいもの。

そのため、

  • 体が重い
  • むくむ
  • 頭がぼーっとする
  • 胃腸の調子が落ちる

といった症状が出やすくなります。

【図解①:梅雨〜夏に起こる「湿」の影響】


「脾」が疲れると、エネルギーを作りにくくなる

中医学では、胃腸の働きを「脾(ひ)」という臓腑が担っていると考えます。

脾は、食べたものを消化し、体に必要なエネルギーへ変えて全身へ届ける役割があります。

つまり、体の”発電所”のような存在です。

ところが湿気が多い季節は、この脾の働きが弱りやすくなります。

すると、

「ちゃんと食べているのに疲れる。」

「寝ても元気が出ない。」

そんな状態になってしまうのです。

【図解②:湿 → 脾が弱る → 疲れ・むくみ・食欲低下】


私は「頑張りが足りない」と思っていました

昔の私は、疲れている自分を見るたびに、

「もっと頑張らないと。」

そう思っていました。

甘いものばかり食べたくなる自分も、

体が重くて動きたくない自分も、

「私って意志が弱いな。」

そう責めていたんです。

でも中医学を学んでから、その見方が変わりました。

「体が怠けている」のではなく、

「今は少し休ませてほしい。」

そんなサインを体が送ってくれていたのかもしれない

そう思えるようになったんです。

不調をなくそうとするより、

まずは「今の自分はどんな状態かな?」と気づいてあげる。

その方が、心も体も少しずつ整っていくように感じています。


ヨガも「今の自分を知ること」を大切にしています

ヨガでも、「もっと柔らかくなろう」「もっと頑張ろう」ではなく、

今の自分を観察することを大切にしています。

今日は呼吸が浅いな。

今日は肩に力が入っているな。

今日は少し疲れているな。

それに気づけたら、それだけで十分。

私たちはつい、昨日の自分や誰かと比べてしまいます。

でも、季節が毎日少しずつ変わるように、体も毎日同じではありません。

だからこそ、その日の体に合わせて過ごすことが、無理なく元気に過ごす近道なのだと思います。

今日からできる夏の養生5選

今日から取り入れやすい養生をご紹介します。

① 冷たい飲み物を飲みすぎない

冷たいものは胃腸を冷やし、脾の働きを弱めやすくなります。

とは言っても、夏は冷たいものを欲しますよね。

そんな時のPOINT

冷たいもので終わらない

冷たいものを口にしたらそのあとは

常温や温かい飲み物も取り入れてみましょう

② 甘いものは食べすぎない

疲れていると甘いものが欲しくなりますが、食べすぎると脾に負担がかかることもあります。

我慢するのではなく、「少し控えてみようかな」くらいで大丈夫です。

自然な甘さは負担が少ないのでおすすめです!

例えば:甘栗、干し芋、デーツ、プルーンなど

③ 湯船につかる

シャワーだけで済ませず、お風呂で体を温めることで巡りが良くなります。

④ 軽く体を動かす

激しい運動ではなく、散歩やストレッチ、ヨガなどで巡りを促しましょう。

⑤ 深呼吸をする時間をつくる

呼吸が深くなるだけで、自然と体の力も抜けやすくなります。


私のレッスンでも、この季節を意識しています

この時期のヨガクラスでは、

人胃の経絡を意識した経絡ヨガや

股関節や体側をゆっくり伸ばしたり、

背骨を気持ちよく動かしたり、

呼吸が自然と深まるような流れを取り入れています。

ポーズを上手に取ることが目的ではありません。

「終わったあと、呼吸がしやすい。」

「体が少し軽くなった。」

そんな変化を感じてもらえたら嬉しいなと思っています。

まとめ|不調は、体からのメッセージかもしれません

私たちは、不調があると「早く治さなきゃ」と思ってしまいます。

でも中医学を学んでからは、

不調は敵ではなく、

「少し立ち止まって。」

という体からのメッセージなのかもしれないと思うようになりました。

季節が変われば、自然の景色が変わるように、私たちの体も変化します。

だから、「昨日と同じように動けない日」があっても大丈夫。

そんな日は、自分を責めるのではなく、

「今の私には何が必要かな?」

そう問いかけてみてください。

養生とは、特別なことをすることではありません。

その日の自分に気づき、その日の自分に合った過ごし方を選ぶこと。

私は、それが自分を大切にする第一歩だと思っています。

もし最近、「なんとなく疲れが抜けないな」と感じていたら、

この季節の体からのサインに少し耳を傾けてみてくださいね。

私はヨガと中医学に出会って少しずつ自分を大切にできるようになりました。

それまでは、大切にしていなかったのかと言うと・・・

そんな意識さえしてなかった。

1日の中で自分の体について考えることをしてこなかった。

体の声に耳を傾ける余白がなかったんだと思います。

ヨガのすごいところは普段、無意識なものを扱っていく練習をするんです。

無意識を自覚しコントロールしていく。そこに中医学の学が加わりご自愛の意味がようやく分かるようになりました。

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