月に一度開催:文化遺産ヨガ

ちゃんと寝てるのに疲れが取れない。夏の体からのサインとは?

「最近、ちゃんと寝ているのに疲れが抜けない。」

そんなことはありませんか?

朝起きても体が重い。

むくみやすい。

なんとなく頭がぼんやりする。

甘いものや冷たいものばかり食べたくなる。

「暑いからかな。」

「年齢かな。」

そう思って済ませてしまうこと、ありませんか?

実は私もここ数日、

朝起きてもなんとなく体が重くて、

娘を保育園へ送るだけでも

「あれ、今日しんどいな。」

と思う日がありました。

しっかり寝ているのに疲れが抜けない。

でも、不思議と熱があるわけでもない。

風邪をひいているわけでもない。

そんなとき、中医学では少し違う見方をします。

実は、

甘いものが食べたくなることにも、

ちゃんと理由があるんです。

今日は、そんな夏のはじまりに起こりやすい体の変化を、

中医学の視点からお話ししたいと思います。

目次

こんな症状はありませんか?

もし一つでも当てはまったら、

今日の記事はきっと役に立つと思います。

  • 朝起きても疲れが残る
  • むくみやすい
  • 体が重だるい
  • 甘いものや冷たいものばかり欲しくなる
  • 食欲が落ちる
  • お腹の調子が不安定
  • やる気が出ない
  • 頭がぼーっとする

これらは年齢や気合いの問題ではなく、

季節の影響を受けているサインかもしれません。

中医学では「湿(しつ)」の影響を受けやすい季節

雨の日って、

洗濯物がなかなか乾きませんよね。

布団もなんとなく湿っぽく感じたり、

髪が広がったり。

空気中の水分が増えるだけで、

身の回りのものはこんなにも影響を受けます。

中医学では、

私たちの体も自然の一部だと考えます。

だから梅雨から夏にかけて増える「湿気」は、

体にも影響を与えると考えられているんです。

湿気が体の中に溜まりやすくなると、

巡りがゆっくりになり、

  • 体が重い
  • むくむ
  • 頭がぼーっとする
  • 胃腸の調子が落ちる

そんな症状が現れやすくなります。

美容師をしていると、

毎年この時期になると

「最近なんだか疲れるんです。」

「朝起きてもスッキリしなくて。」

そんなお話を本当によく伺います。

以前の私は、

「暑いですもんね。」

くらいしか返せませんでした。

でも中医学を学び始めてからは、

「もしかしたら季節の影響もあるかもしれませんね。」

そんなふうにお話しできるようになりました。

体って、

ちゃんと季節を生きているんだな。

毎年そう感じます。

「脾(ひ)」が疲れると、エネルギーを作りにくくなる

中医学には「脾(ひ)」という考え方があります。

「脾臓のこと?」

と思われる方も多いのですが、

中医学でいう脾は、

胃腸の働き全体を表すイメージです。

食べたものを消化し、

栄養を吸収し、

体を動かすエネルギーへ変え、

全身へ届ける。

そんな大切な役割があります。

だから、

「ちゃんとご飯は食べているのに疲れる。」

「寝ても元気が出ない。」

「午後になると甘いものが欲しくなる。」

そんな状態は、

食べる量が足りないというより、

食べたものをうまくエネルギーに

変えられていないサインかもしれません。

中医学では、

湿気が多い季節は

この「脾」の働きが弱りやすいと考えます。

だからこの時期は、

胃腸をいたわることが、

夏を元気に過ごす第一歩になるんです。

ここまで読むと、

「じゃあ甘いものは食べちゃダメなの?」

そう思いますよね。

実はそんなことはありません。

大切なのは我慢することではなく、

今の体に合った選び方を知ること。

でも、その話をする前に、

私自身が中医学に出会って

一番変わったことをお話しさせてください。

私は「頑張りが足りない」と思っていました

昔の私は、いつも「もっと頑張らないと。」

そう思っていました。

甘いものばかり食べたくなる自分も、

体が重くて動きたくない自分も、

「私って意志が弱いな。」

そう思っていたんです。

でも、中医学を学んでから、

その見方が少し変わりました。

体が怠けているんじゃない。

「今は少し休ませて。」

そんなサインを送ってくれていたのかもしれない。

そう思えるようになったんです。

それからは美容室でも、

「最近疲れが取れなくて…」

というお客様のお話を聞くと、

「忙しかったですか?」だけではなく、

「この季節は湿気の影響も受けやすいんですよ。」

そんなお話もするようになりました。

原因が分からず不安だった方が、

「そういうことだったんですね。」

とホッとした表情をされることもあります。

私自身も、

原因が分からない不調を

「私のせい」にしなくなりました。

それだけで、

少し心が軽くなったのを覚えています。

今日からできる、夏の養生5選

「じゃあ何をしたらいいの?」

そんな方へ、

今日から取り入れやすい養生をご紹介します。

① 冷たいものを摂ったら、温かいものも取り入れる

夏は冷たい飲み物やアイスが美味しい季節。

私も大好きです。

だから我慢する必要はありません。

ただ、

冷たいものばかりで終わらせず、

温かいお茶やお味噌汁を一品加えてあげる。

それだけでも胃腸はホッとします。

② 甘いものは「控える」より「選ぶ」

疲れていると、

甘いものが欲しくなるのは自然なこと。

だから「食べちゃダメ」と我慢するより、

少しだけ体に優しいものを選んでみませんか?

例えば、

・甘栗

・干し芋

・デーツ

・プルーン

自然な甘みは、

心も体も少し満たしてくれます。

③ シャワーの日も桶で足湯

忙しい日はシャワーだけの日もありますよね。

桶にお湯を入れ足をつけるだけでも

「思っていた以上に体が冷えていた。」

そんなことに気づく日があります。

巡りを良くすることは、

夏の養生にもつながります。

④ 軽く体を動かす

激しい運動をする必要はありません。

散歩でも、

ストレッチでも、

ヨガでも。

少し体を動かすだけで、

重だるさが軽くなることがあります。

⑤ 深呼吸をする

これが一番簡単で、

一番忘れがちな養生かもしれません。

忙しい日は、

呼吸まで忙しくなっています。

一度ゆっくり息を吐くだけでも、

体は少し安心します。

でも、私が一番大切だと思う養生は…

ここまで食事や生活習慣のお話をしてきましたが、

実は私が一番大切だと思っている養生は、

食事でも、

ヨガでもありません。

それは、

自分の体の声を聞くこと。

昔の私は、

「自分を大切にしてください。」

と言われても、

正直よく分かりませんでした・・・。

でも今なら、

少しだけ分かる気がします。

ご自愛って、

高級なランチへ行くことでも、

特別なご褒美を買うことでもなく、

「今日は少し疲れてるな。」

「今日は呼吸が浅いな。」

「今日は早く寝ようかな。」

そんな小さな気づきを大切にすることなんじゃないかと思うんです。

ヨガは「自分を感じる練習」

ヨガを始めた頃の私は、

体が硬いことばかり気にしていました。

でも続けていくうちに、

ヨガはポーズが上手になるためのものではなく、

自分を感じる練習なんだと気づきました。

今日は肩に力が入っている。

今日は呼吸が浅い。

今日は少し頑張りすぎていた。

普段は気づかない、

そんな小さなサインを見つける時間。

そこへ中医学の考え方が加わって、

季節や体質を知ることで、

「だから今の私はこんな状態なんだ。」

そう理解できるようになりました。

私はヨガと中医学に出会って、

初めて「ご自愛」という言葉の意味が

分かった気がしています。

私のレッスンでも、この季節を大切にしています

この時期のレッスンでは、

中医学で「脾」や「胃」の働きを助けるとされる

経絡も意識しながら、

股関節や体側をゆっくり伸ばしたり、

背骨を気持ちよく動かしたり、

呼吸が自然と深まる流れを取り入れています。

ポーズを頑張る場所ではなく、

「今日の自分はこんな状態なんだ。」

と気づける時間になったら嬉しいです。

まとめ|不調は、体からのメッセージかもしれません

私たちは、

不調があると、

すぐに「治さなきゃ」と思ってしまいます

でも私は、

不調は敵ではなく、

「少し立ち止まって。」

という体からのメッセージなのかも

しれないと思っています。

自然には春もあれば夏もあり、

雨の日も晴れの日もあります。

私たちの体も、

毎日同じではありません。

だから、

頑張れない日があってもいい。

少し疲れている日があってもいい。

そんな日は、

「何が足りないんだろう。」

ではなく、

「今の私には何が必要なんだろう。」

そう問いかけてあげてください。

その問いかけが、

自分を大切にする第一歩なのだと思います。

もし最近、

「ちゃんと寝ているのに疲れが抜けない。」

そんな日が続いていたら、

ぜひ一度、

季節からのメッセージにも

耳を傾けてみてくださいね。

美容室でも、ヨガでも、

「最近なんだか疲れるんです。」いう声をよく聞きます。

以前の私は、

その不調を部分的に見ることしかできませんでした。

でも今は、季節や暮らしも含めて

「その人全体」を見るようになりました

だからこれからも、髪を整えることも、体を整えることも、

その人らしく毎日を過ごすお手伝いとして、大切にしていきたいと思っています。

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